洗浄・保護・強化

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OSHIROXコート〈石材・タイル・レンガ用〉

石材はその生成過程、含まれる不純物の含量や種類により多種多様に分類されています。また、石材に付着する汚れも曝されている環境に応じて多種多様なものがあります。石材か汚れのどちらか、または両方に関する正しい知識がない業者に依頼された場合、洗浄の過程で石材を痛めてしまい美観を大きく損なうといった事例もよく聞きます。また石材を保護する目的でコートを行う場合においても、石材やコート剤についての知識が無いために、石材の種類や性質を考慮せずに市販のコート剤を塗布してしまいがちです。その結果、塗り ムラや数日内での剥離現象が起こってしまい、大きく美観を損ねてしまいます。
弊社では多種多様に存在する石材に対する豊富な知識、または各種石材に対応したコート剤を取りそろえており、豊富な知識と確かな技術で石材の再生と保護施工を行います


汚れ発生のメカニズムとOSHIROXコートの特長

汚れ発生のメカニズム

天然石材やレンガ・タイルと言った建材はアルカリ水を吸い上げやすい性質を持っております。右図のように事前に対策を行っていない場合、石材などの建材が裏面からアルカリ水を吸い上げ、表面に濡れ色、白華が発生します。この状態を放置すると太陽光に含まれる紫外線を受けてアルカリ水が黄変し、美観を大きく損ないます。

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OSHIROXコートの特長

OSHIROXコートを塗布することで内部に深く浸透し、建材の吸水性を著しく低下させ、裏面や小口からのアルカリ水の吸い上げを防止します。また表面への汚れの付着を抑制し、汚れが付着しても簡単なメンテナンスで除去可能になります。さらに弊社コート剤はシリカを主成分としているため、汚れの防止と共に建材を緻密にして表面硬度を向上させます。弊社コート剤により形成された浸透防水層は通気性を持っているため、建材内部に水蒸気がこもることはありません。

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施工事例

石材・タイル・レンガに対し、何も対策を施していない「無塗布」の状態では、アルカリ水の吸い上げが激しく劣化の進行が早くなり、美観を損なうだけでなく、躯体の安全性にも影響を及ぼしかねません。また汚れの付着が度重なることで、それらを洗浄するメンテナンス等の費用が膨らんでいくことになります。 事前に対策を施した場合、アルカリ水の吸水を低下させるので、トラブルを抑制し耐久性を向上させます。また、経年による汚れの付着が軽度になることで、美観を保つことができ、それらにかかる費用を削減することにつながります。

2004年2月3日 広範囲洗浄を行い、一部OSHIROXコート(+防藻剤)を塗布。コート剤を塗布した箇所は、12年経過の後も美観を保っています。

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御影石 - 施工時に発生した濡れジミ

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御影石 - ゲリラ豪雨時に発生した濡れジミ

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御影石 - 目地から発生した白華と経年汚れ

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大理石 - 竣工後数年で発生した濡れジミ・テープ跡

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大理石 - 床大理石の経年劣化による汚れ除去と修復

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大理石(トラバーチン) - 煤煙汚れ除去

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段積み石材 - 経年による煤煙等の汚れ除去

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その他 - 文化財保存工事

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作業手順〈石材・レンガ・タイル 洗浄・保護工法〉

1.洗浄

洗浄剤(石種や汚れの種類に応じて選択)を使用して汚れを丁寧に除去します。

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2.塗布前確認

表面乾燥後、水分計にて建材の含水率を測定し、5.5%以下を確認します。浸透性吸水防止剤の塗布工程に入ります。

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3.コート剤塗布

OSHIROXコート (建材の種類に応じて最適なコートを選択) を塗布します。

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PC板の場合

OSHIROXコート塗布施工する場合、現場施工よりPC工場での施工が、平置きする事でコート剤が十分に石材表面に塗布されます。